夜の神社がダメな理由は?神様不在で参拝してもご利益はない?|渡り巫女の神社書記♪
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夜の神社がダメな理由は?神様不在で参拝してもご利益はない?

長野県 上田市
tomatogaeru
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夜の神社がダメな理由はなぜなのでしょう!

神様不在で参拝してもご利益がないから?

日中しか神様はいらっしゃらないのかな?

この記事では、

  • 夜の神社がダメな理由
  • 神様不在はウソorホント?
  • 夜の神社に参拝してもご利益はない?

について解説していきます。

夜の神社がダメな理由は?

夜の神社がダメな理由で考えられるものは、

  • 夜の神社には悪霊がいるから危険!
  • 夜の神社は神様の自分時間!

なるほど、よけいに夜の神社も参拝してみたくなるね!

それでは、夜の神社が本当にダメなのか、その真相を調査していきましょう。

夜の神社がダメな理由は悪霊が集まるから!

神社は、人が多く集まる場所だけに、霊もたくさん寄ってくる所です。

当然それらの霊の中には、いい霊だけではなく悪霊も混ざっているでしょう。

くわえて、夜の神社は陰の気が強まってしまうため、悪霊の力もよりパワーアップしてしまうのだとか!

そのため、何もない夜に神社を1人で参拝する場合は、ゾワゾワと身の毛がよだつ、どことなく行くのをためらってしまうのなら、行かないほうがいいとされています。

もちろん、初詣やお祭りで人がたくさん集まっている時は例外で、夜であっても賑わいのある神社に悪霊は寄り付きません。

また、子どもの頃に、夜の神社の鳥居付近には行かない方がいいと言われたことはありませんか?

鳥居の近くには、鬼や悪霊がいるって聞いたことがあるよ。

やはり昔から、夜の神社で悪霊に憑りつかれてしまうという話は多くあり、このような忠告が口伝えに伝わってきたのだと考えられます。

さらに、神社とは神様が宿っている尊い場所だけにではなく、無念の思いを残して亡くなった魂やたたりを鎮めるための場所にも建立されてきました。

そのため、成仏できていない怨霊や悪霊もその地にたたずんでいるのだそうです。

これもまた、夜の神社に悪霊が集まってくるという噂の要因の1つなのではないのでしょうか。

夜の神社は神様だけの時間!

陰陽道では、日中には陽の気、夜には陰の気が漂っているそうです。

陰の気とは、神様の世界や神様の時間ということを表していると言われてきました。

つまり、夜の神社に人が立ち入ることは、神様方の神聖な世界を荒らす行為そのもの。

それはなんと、畏れ多くて夜の神社に足を踏み込めないね!

しかしその中でも、昔から夜中の神社にお百度詣りをして願掛けをする、わら人形に五寸釘を打ち憎い相手に呪いをかけるなんてこともしばしば行われてきました。

この行為は、人がわざわざ神様だけのお時間である夜の神社に出向き、神様への直接交渉をするというものです。

これらの願掛けや呪いの直談判は、人に見られてはいけないという絶対条件があるのだそう。

人が立ち入ってはいけない夜の神社で行われてきたという歴史的な出来事は、夜の神社が神様方だけの時間であるという証拠なのかもしれませんね。

夜の神社は神様が不在で参拝してもご利益はなし?

神職者の方のお話によれば、神社に神様不在の時間はないそうです。

そのため、夜に参拝してもご利益がまったくないということはありません。

でも、夜の神社に神様はいないって聞いたことがあるよ!

そう言われている根拠は下記の通り。

  • 神社によっては営業時間が日中と決められている
  • 朝の祝詞で神様が天界から降臨し、夕方の祝詞で天界にお帰りいただいている

はたして神様は、年中無休で24時間神社に滞在し、夜の参拝でも私たちの願いを聞き届けてくださるのかどうか、気になる続きをどうぞ!

夜の神社は神様は不在ではない!

神社の神様とは、皇室や伝説的な偉人の霊をお祀りしていたり、その土地の山や滝、森や岩などを奉ったりしています。

そのため、夜も神様はご自分の神社を不在にすることはなく、朝宮司さんが神様をお迎えし、夕方に天界に帰ってしまわれるということもないのだとか。

良かった~、神様はいつでもいらっしゃるんだね!

むしろ、賽銭泥棒や不審者侵入阻止のために神社の受付時間を設定している都合上、夜の神社は神様不在、のような迷信が生まれたとも言われています。

しかし、夜の静かな時間帯に神様を呼び起こしてまで自分の願いを聞き届けてもらうのは失礼とされてきた風潮も。

つまり、夜の神社に神様は不在ではないものの、常識的な心がけで神社にお参りすることが大事なのではないでしょうか。

また、神社には長い階段や橋などがあり、さらに夜の神社は昼間とは違い足元が暗くなっているため足場の危険度もアップしてしまいがちです。

ちなみに、神様が不在の時があるとすれば「神無月」と言われる10月。

でも、神様方はいっせいに出雲大社にお出かけになるため、各神社では神様のお遣いの方が留守を守ってくださっているそうです。

夜の神社の参拝はご利益がないのはウソ!

神様の力は日中よりも夜の方が強力です。

ひょっとしたら、夜の参拝の方がご利益も日中以上にパワーアップしている可能性も!

ただ、誰もいないひっそりとした神社に夜出向くのはあまりオススメしません。

夜の参拝をするのなら、かがり火や灯ろうなどでライトアップされた、夜もウェルカムモードの神社がいいでしょう。

そのような施しがされている神社なら、神様の存在はむしろ日中よりも強く感じられると思います。

ここぞというお願い事や感謝の気持ちをお伝えしたいのであれば、明るく照らされた夜の神社に行ってみるのもいいですね。

ただし、夜の神社では、大きな音で本坪鈴(ほんつぼすず)を鳴らさない、「二礼二拍手一礼」の際の二拍手は静かに行うなど、近隣に配慮した行動を心がけてお参りしましょう。

静かな雰囲気を大事にしよう!

重要な神事が全国各地の夜の神社で行われていることが有名なのは、夜の参拝が神様の力も増し強力なご利益が得られるということを示しています。

どの時間帯にお参りするにしても、まずはいただいたご利益への感謝の気持ちを忘れずに神様にお伝えしたいですね。

まとめ

この記事では、夜の神社がダメな理由と、神様不在で参拝してもご利益がない?についてお伝えしてきました。

今回のまとめ
  • 夜の神社がダメな理由

 ⇒悪霊の動きも活発化!&神様だけの時間帯をジャマしないため

  • 夜の神社は神様不在?

 ⇒神様にお休みはないので夜も神社を不在にはしない

  • 夜の参拝はご利益がない?

 ⇒むしろ夜の参拝は神様のご利益もアップしている

朝早く近所の神社をお詣りすることも清々しいですが、夜の独特な空気も体験してみたくなったのではないでしょうか。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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暦かぐや
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神社や古い歴史が大好きなアラフォー独女
ブログの書き方もよくわからないままに日本の神社や仏閣に関する発信を始めてみました! 古い歴史やお城も大好きです♡ 神社や古い歴史が好きなアラフォー独女から見た各地の神社、また神社に関するお役立ち情報をお届けしていきます♪
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